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【松本山雅】18歳のドリブラーは一見の価値あり!【J再開後の注目株】

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活動休止前の4月中旬は思い悩んでいた印象

無名の若きドリブラーが出場機会を虎視眈々と狙っている。  

高卒ルーキーの村越凱光――。
神奈川県出身で、高校は福岡県の“新興校”飯塚高へ進学。
冬の選手権などの華やかな舞台とは無縁だったが、
高校3年次の春に松本の鹿児島キャンプに練習参加し、
ポテンシャルを評価されてプロ入りを勝ち取った。

スピードとスタミナを兼ね備える18歳の村越は、得意の左足を巧みに使いながら、
キレのあるドリブルでDFを翻弄するプレーが真骨頂。

加入直後から
「ハーフウェーラインからでも一気にドリブルを仕掛けて、ゴールに絡んだり、
自分で得点を決めたい。最終的には(先発に)定着して優勝したい」と威勢も良かった。    

とはいえ、初めてのプロの世界では悩む時期が続いた。
ファーストタッチでボールの置きどころが定まらず得意の形に持ち込めなければ、
守備時のポジショニングも曖昧。思うようなパフォーマンスを発揮できずに、
悔しさを引きずり過ぎることもあった。  

実際にチームが活動休止する前の4月中旬に取材をした時は、
前向きな言葉を発しながらも、どこか思い悩んでいた印象を受けた。

持ち味のドリブルをアピールしたい一方で、ディフェンスが課題なのは本人も理解しており、
「守備力の低さが明確に分かったので、そこをどう克服するかが問題。スペースを消したり、
中を閉めたりする決まりが、まだ少ししか頭に入っていない」と煮え切らない表情だった。

「キャンプで通用しなかったドリブルが今は効いている」

しかし、約1か月ぶりにトレーニングが再開した時は、覇気を取り戻していた。  
基本的に非公開のためインターネットを通じての取材だったが、
画面越しでも明らかに口ぶりも表情も力強くなっていた。

なにかあったのかを尋ねると、自主トレーニングについて振り返ってくれた。  
まずはフィジカル面。感染予防を徹底しながら基礎を鍛え直した結果、
「前はキツかった攻守の切り替えが、今はスムーズにできている」。
走力テストでもチームトップの結果を残して大きな自信を得た。    

技術面でも進歩の兆しがあるという。
ドリブルをする時の重心を後ろから前に移すように村主博正コーチからアドバイスを受けてフォームを修正。
時間は要したが、その取り組みの結果、推進力が増して以前より視野が広がった。

「キャンプで通用しなかったドリブルが今は効いている。試合が始まれば成長した姿を見せられると思う」
と手応えを掴んでいる。  

今はまだプロデビューしていない“卵”の状態。
中断期間を経て複数の故障者が続々と復帰しており、競争は熾烈だが、

「(競争は)いつかは乗り越えなければいけない。そのタイミングが早くなっただけ。
まずは試合に出て活躍して、チームを勝利に導けるような選手になりたい」と怯む様子はない。  

初々しさを残しつつも、強い決意を滲ませる18歳のドリブラーは一見の価値ありだ。

取材・文●大枝令(スポーツライター)

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a03a3ed831c88bc52197da1beffa544739a02d8

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