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「99.9%この夏に引退するつもりだった」 新たな輝き放つ長谷部誠、「集大成」への挑戦

記事の内容

ボランチが契機に

 サッカー元日本代表主将で、ドイツ1部リーグ、フランクフルトに所属する長谷部誠が、キャリアの終盤になって再び輝きだした。挑戦を続ける37歳を追った。

 3月10日。ドイツのフランクフルトで契約延長会見に臨んだ長谷部は目を輝かせて口にした。「来年は38歳。この年齢でブンデスリーガ(ドイツリーグ)でプレーできることを誇りに思う」。真っすぐなチャレンジ精神が、オンライン会見の画面からでも伝わってきた。

 「去年は99.9%この夏に引退するつもりだった」と言う。特に昨年11月から12月にかけて4試合をベンチから見つめていた頃は、周りから見ていても契約延長を想像するのは難しかった。ヒュッター監督も会見の場で「誠は夏で引退する。彼なしでも戦えるようにならなくては」とチームの世代交代を覚悟していた。

 契機は年明けの初戦、1月2日のレーバークーゼン戦だった。ボランチのローデが累積警告で出場できず、ヒュッター監督はいくつかあった選択肢の中から長谷部に代役を託した。近年はリベロに落ち着いていた当人は「中盤でプレーするのはインテンシティー(プレーの強度)も高いし、もうきついだろうなと思っていた」。ところが90分間、完璧なプレーを見せ、その後もボランチとして起用され続けることになった。

 指揮官は後にこう振り返った。「誠の頭にはレーダーがついている。的確なポジショニングで、われわれの戦術を完全なものにしてくれる」

ファンの前で

 「また中盤で存在感を出せるようになるとは思っていなかった。リベロをやるなど、いろいろな経験が自分の今の状態に通じている」と長谷部は自己分析する。

 手応えを深めていく中、さらなるモチベーションもベテランの背中を押した。ドイツでは約1年、新型コロナウイルスの影響で無観客試合が続く。リーグでも指折りの音量を誇るフランクフルトのスタジアムでも、選手とスタッフの声だけが寂しげに響いていた。

 「やっぱりファンあってのサッカーだと日々感じている。できればサポーターがスタジアムにいる、その前でスパイクを脱ぎたい」。そのためにはまだやれることを示し、契約延長を勝ち取る必要があった。一つ一つに気合のこもったプレーを見ていると、結果を出してこそ生き残るというプロサッカー選手のあるべき姿に改めて気付かされた。

朝食中に合意

 契約延長が発表となった3月8日。クラブのメディア部門は鎌田大地を含む同僚5人が共演する愉快な動画を用意するなど、興奮気味だった。契約書へのサインまでの経緯は至ってシンプルだったそう。

 チームで朝食をとっていたときに同席したボビッチ強化部長から「調子は?」と聞かれた長谷部が「いいですよ」と返した。ボビッチ氏は「あと1年?」と問うと、長谷部はニヤリと笑顔で「あと1年いけると思う」と答えて話がまとまった。

 「長谷部はクラブにとってどんな選手ですか?」という問いにはボビッチ氏からもヒュッター監督からも「生きるレジェンド」と返ってくる。素晴らしい人間性。プロとして若い選手のお手本。指揮官は鎌田についても「大地にとって、誠と同じチームでプレーする以上のことはない」と話していた。

 では、ロッカールームではどうか。チームメートの中にはこの「レジェンド」を、「おじいちゃん」や、「おじさん」などと呼ぶ選手もいるそうだ。もちろん、尊敬と愛情の念を込めた表現。若く威勢のいい選手がそろうチームの雰囲気の良さも伝わってくる。長谷部は「若い選手たちと一緒に生活をしながら、勝負の世界にいられるという幸せは何ものにも代え難い」としみじみ話した。

最高の集大成へ

 目下の目標はクラブ史上初となる来季のCL出場権の獲得だ。現在リーグ戦でその圏内の4位(4月4日現在)。まだ予断は許さないが、悲願に着実に前進している。長谷部は以前、「30歳を過ぎてここにきたので、クラブと一緒に育ってきた感じがある」と話していた。2016年は2部との入れ替え戦の末、辛うじて1部残留を果たし、18年はクラブに30年ぶりのドイツ・カップ優勝をもたらした。19年には欧州リーグ準決勝で後の優勝チーム、チェルシーと激闘。PK戦の末に惜敗した。そのすべての場面に実直にサッカーと向き合う長谷部がいた。

 「おそらく最後」という来季の舞台が、ウォルフスブルク(ドイツ)に所属していた09~10年シーズン以来のCLとなれば、これ以上の集大成はない。

 「ファンにはとても感謝をしていて、彼らに恩返しをしたい気持ちが大きい。彼らには来季、欧州を舞台にする1年を贈りたい。そして、みんなで欧州中を駆け回りたいです」。年を追うごとに輝きを増すサムライは欧州の最前線で夢を追い続け、多くの人に勇気を与えてくれる。

引用元

 

1:名無しさん@さかまと!

CLユナイテッド戦、ギグスとアンデルソンだったかの2人に挟まれ当たられながらドリブルで強引にブチ抜いたのはド迫力で凄みがヤバかった。
もし来シーズンのCL出場が叶ったら、最高の勝利と共にゴールを決めて、長谷部誠史上最大級の称賛を浴びてほしい。それくらい願うに値するフットボーラーだから。

 

2:名無しさん@さかまと!

ここ最近の試合での監督の選手の起用法に疑問を感じる。
ヒンティの所はイルザンカーがきっちり仕事をしているので問題ない。
小細工せずにベストメンバーで挑んで欲しい。
そして、CLでプレーする長谷部が見たい。

 

3:名無しさん@さかまと!

朝食中の契約延長のやり取り、さながら映画のワンシーンのようで格好いいな。

 

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